追分尺八の祖・豊太郎と明治〜昭和期の尺八界を記録した一冊
北海道民謡「江差追分」の伴奏を三味線から尺八に変えた“追分尺八の祖”小路豊太郎(1867〜1938)の生涯を中心に、その門弟や豊太郎に尺八本曲を授けた神保政之助など、明治〜昭和期の尺八家について、著者の詳細な取材に基づいて記した一冊。
出版物にみる小路豊太郎/『新えぞ百話』と小路豊太郎/札幌の生活/悟道の尺八/小路流尺八の継承/小路豊太郎顕彰碑/神保政之助の碑/江差追分尺八祖師などを考える/小路豊太郎関係略年表/他(四六判・210頁)
井上肇〈著〉