一本の絹絃と声が生み出す深遠な世界
清虚洞一絃琴の若き宗家・峯岸一水のアルバム。その名の通り、桐の一枚板に一本の絹絃を張り渡しただけのシンプルな楽器が、人の声とあいまって、幅広い表現力を発揮する。2曲は新作で、一絃琴の未来に託す意気込みを感じさせる。
峯岸一水/齋藤一蓉〈以上 一絃琴〉/田辺洌山〈尺〉
須磨/泊仙操~夏/不二/井出花/竹友/鴛鴦/せぬひま─万能綰一心事〈世阿弥「花鏡」より・高橋悠治作曲〉/下弦の月〈源氏物語「須磨」より・愛澤伯友作曲〉
Issui Minegishi/Ichiyo Saito(Ichigenkin)/Retsuzan Tanabe(Shakuhachi)
Suma/Hakusenso~Natsu/Fuji/Idehana/Chikuyu/Enno/Senuhima/Kagen no tsuki