箏一面でその歴史を紐解き現代へと音色を紡ぐアルバム
沢井忠夫・一恵に箏・三絃を師事、柳川三味線や箏組歌も研鑽を積み、演奏活動を続ける元井美智子のアルバム。「箏の歴史をおおまかに追える選曲で自身の原点と箏の音のこだわりをまとめた」という。元は十七絃独奏の「海へ」は箏へ編曲、原曲とは異なる趣を聴かせる。終曲「六段の調」は、通常の楽器より10cmほど長い“長磯”の箏に絹糸をかけて収録。
元井美智子〈箏〉
六段の調/五十鈴川/二つの変奏曲 さくらさくら・荒城の月〈沢井忠夫編曲〉/海へ〈栗林秀明作曲・元井美智子編曲〉/産まれ出づる〈元井美智子〉/鳥のように〈沢井忠夫〉/六段の調(長磯による演奏)