津軽から世界へ、奏者たちの苦闘と歴史を綴った一冊
本誌にて42回にわたって連載された「津軽三味線まんだら」が一冊に。書き下ろし多数、巻末に年表や系図もついて、読み応え満点! 津軽三味線の黎明期から現在までを、明快な筆致で綴る。
松木宏泰〈著〉
津軽三味線を生んだ土壌/津軽三味線のはじまり/坊さま芸からの脱却/巡業の隆盛と新しい息吹/白川軍八郎と曲弾き/高橋竹山の芸道/木田林松栄の絃魂/ライバル竹山と林松栄/不運な奏者たち/小山貢翁と新たな発想/多彩な芸人山田千里/三味線奏者の広がり/津軽三味線を鍛えた唄い手/津軽三味線いま、みらい