宮城道雄のすべてをこの一冊で!
作曲家・演奏家・楽器開発者・教育者、そして随筆家として多岐にわたって才能を開花させた宮城道雄。その生涯と業績を、最新の研究成果のもとに明らかにした。誰にでも読みやすく書かれており、宮城道雄とその時代の精神を理解するのにうってつけの一冊。
千葉優子〈著〉
箏の道へ─生い立ちと音楽的環境/韓国にて/新日本音楽の旗手/西洋音楽に魅せられて/心を描く《春の海》/自然を愛でる随筆家─著作と作曲法/声楽曲と尺八手付/童曲と愛娘よし子/教授法の近代化/演奏における変革/新楽器の開発/大編成の作品群/新舞踊と新歌舞伎─付随音楽/「新」による伝統の再生/マルチ作曲家の悲劇/作曲におけるジレンマ/謎の死/他(四六判352頁)