過去・現在の日本音楽を貫く構造を解き明かす一冊
尺八演奏家で「倍音」などの著書でも知られる中村明一が、日本音楽の根源的な価値に迫る決定的な日本音楽論。古今の伝統音楽・芸能、各地の民謡から現代のJ-POPまでをとりあげ、倍音・密息・微小音量・微小変化・リズムの自由性・間などをキーワードにした方法論で分析。
中村明一〈著〉
日本音楽の構造─日本音楽の価値・日本音楽の世界の中での位置・日本音楽の成立条件・コミュニケーション・日本音楽の構造・日本音楽の特性・時空を超える日本音楽・他/日本音楽各論─日本音楽の楽器と声・日本音楽の種目/日本音楽の未来─日本の音、概観・これからの日本音楽/他(A5判384頁)